室蘭工業大学大学院工学研究科を修了後、都市計画コンサルタント会社、青年海外協力隊(ザンビア)を経て、日本工営株式会社に勤務。現地法人Koei Africa Co., Ltd.・取締役兼技術部長として現地事業の管理を行うと共に、JICAやWorld Bankの専門家として、これまでにアフリカ・東南アジア・南アジアをフィールドに、都市計画やインフラ開発・現地技術者への技術指導・日本企業の海外進出支援などに従事。主な事業に、ケニア国ナイロビ市都市マスタープラン、モンバサ経済特区開発、ルワンダ国キガリ市都市交通調査、インド国南部インドインフラ開発マスタープラン、ミャンマー国ヤンゴン都市圏都市開発マスタープラン、ミャンマー国ティラワ経済特区開発事業など。
研究方針は、植物から動物、人間まで、あらゆる生物にまつわる多角的な研究と教育。共通項は、Omicsのハイスループット技術および人間の健康へのつながり。スポーツ分野では、Omicsを通じた人間の身体/競技者への生物学的影響の研究を進める。現在の研究テーマとしては、インド・東アフリカ、その他TIAS卒業生の国々にスポーツと体育を適用するためのシステムの開発、およびCHEZAとの接点でもあるスポーツをベースとした産学連携モデルの開発など。2019年にルワンダの首都キガリでCHEZAの共同代表2名と出会い、アフリカのスポーツ振興についてのアイデアが一致。そこから度々の議論を通して現在の「TIAS×CHEZA東アフリカスポーツアカデミー」に向けた産学連携に発展した。その他の活動として、国際植物プロテオミクス機構(創設者)、社会イノベーションプロジェクト「筑波みんなのヨーガ(Tsukuba Yoga for All)」、インドのスポーツと日本の大学との連携、東京2020オリンピック・パラリンピックアスリートの支援など。
TECHNICAL ADVISOR 技術顧問
梶田 和宏 Kazuhiro Kajita
京都先端科学大学 教育開発センター 講師(嘱託)
鹿児島大学卒、筑波大学大学院博士前期課程では、野球競技におけるコーチング論・コーチング科学を研究分野に、パフォーマンス向上からコーチ教育まで実践的な立場から幅広く活動。特に、プロ野球捕手の二塁送球動作の特徴分析としてバイオメカニクス的手法による基礎研究を進めた。筑波大学大学院3年制博士課程では、わが国の大学教養体育の教育システムについて、米国の大学体育の現地視察や東アジア(日韓台)における実態調査を通した国際比較研究を遂行してきた。その後つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)研究員として、TIAS x CHEZA産学連携東アフリカスポーツ研究事業のメンバーとして関わりながら、大学教養体育の世界地図の作成に着手し、世界の体育スポーツの発展に尽力してきた。また、筑波大学アスレチックデパートメント硬式野球部のアシスタントコーチを歴任し、大学スポーツの健全化を図るクラブマネジメントに従事。その他、コロナ禍において大学教養体育のオンデマンド授業教材開発をはじめとし、ベースボールやゲートボールの普及振興と体育教材開発共同研究などにも従事している。次世代の体育スポーツ分野における国内外の教育指導現場と研究の橋渡し役を担い活動している。